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有性生殖の意義
→2008年版 生物図表P.49,90
減数分裂において,第一分裂時における相同染色体のランダムな分配と,相同染色体が対合する際に起こる遺伝子の組換えにより,配偶子がもつ遺伝子の組み合わせは非常に多様性に富む。有性生殖では,その多様性に富んだ2つの配偶子が接合して新個体がつくられるので,新個体がもつ遺伝子の組み合わせはさらに多様化する。
このことが,さまざまな環境に適応するのに有利であるため,進化の過程で発達したと考えられる。しかし,有性生殖が種の存続にとって必ずしも有利であるとは限らない。生育に適した環境では,無性生殖であれば次々と増殖することが可能であるが,有性生殖では,新個体が同じように環境に適した形質をもつ可能性は少なくなる。なぜ有性生殖が生まれ,存続しているかについては,さまざまな説が提唱されているが,明確な答えはまだ出されていない。

